春満開のロシア
ロシアの人たちは花が大好き、と言われています。ウラジオストク国立経済サービス大学に通じる坂を上ると、四季を通じてさまざまな花が咲く花壇が目にとまります(写真上)。「沿海地方-富山県友好花壇」。おとなりの県とロシア沿海地方との友好のシンボルですが、誰の目も楽しませてくれて、心がなごみます。
ウラジオストクの中央広場から北側に抜けるショッピング・モールに入ると、両側に並ぶ店の全部が花屋さんのフラワー・モールになっていることに気がつきます(写真下)。ここ新潟からは、チューリップの花がロシア極東の街に輸出されるようになりました。バレンタイン・デーには、男女の別なく大切な人に花を贈るのが世界的な習慣。おしゃれですよね。
ERINA(環日本海経済研究所)
調査研究部長 中村俊彦
トッときガイド
2010年 3・4月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.38