日本海を結ぶ“華”と“姫”

年が明けると毎年、私たちは恒例の国際会議「北東アジア経済発展国際会議」を朱鷺メッセで開きます(http://nice.erina.or.jp)。会議の名前が長いので、英語名称の頭文字をとって「NICE(ナイス)」と読んでいます。“ナイス・フォロー”とか“お金ないっす”とか言いながら。

2011年は2月15日(火)、16日(水)の開催。時節柄、会議参加者を新潟のイチゴ「越後姫」や色とりどりのチューリップなどで迎えます。

このイチゴやチューリップ、実は日本海を越えてロシアにも輸出されていて、たいそう人気を集めているそうです。その輸送には、飛行機を使います。ナマものですし、すぐに運べるロシア向けの船便が新潟ではなかなか見つからないからです。というわけで、新潟とロシア極東を結ぶ航空便が休止になると、この輸出ができなくなってしまいます。

北東アジアの人と物をつなぐ交通網を安全・確実に運行するにはどうしたらいいか。そんなことも、国際会議“NICE”の重要なテーマの一つです。

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トッときガイド 2011年 1・2月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.43