草原の音楽、遊牧民の音色

最近、モンゴル国内だけでなく、海外でも人気上昇中の民族音楽バンドAltain Orgil(アルタイン・オルギル)(写真)は、イケメン+美女5人組のビジュアルもさることながら、伝統楽器とホーミー(喉歌)を巧みに織り込んだ音楽の不思議な響きと迫力で多くの人たちを魅了しています。

馬頭琴の2本の弦が奏でる切なく優しい音、リズミカルで力強い太鼓の響き、軽やかな琴の音。目を閉じると、乾いたモンゴルの草原を駆け抜ける馬の蹄の音が聞こえ、渡る風が草木をそよそよとなびかせる気配がしてきます。広大な大地を日に数十キロと移動し、夜は降るような星空の下で眠る遊牧民、騎馬民族にとって、音楽はずっと昔から、ある時は寂しく暗い気持ちを慰め、怖気づくときを鼓舞し、また無上の喜びを分かち合う友だったことでしょう。

彼らの演奏はウランバートル市内にあるレストランで聴くことができますので、現地に赴く際にはお勧めします。

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トッときガイド 2011年 11・12月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.48