健康志向で変化する中国の東北料理

遼寧省、吉林省、黒龍江省などの中国東北地域に行けば、食欲を満たしてくれる郷土料理「東北菜」(ドン・ベイ・ツァイ=東北料理)に出会うことができます。「東北大拉皮」(ジャガイモのデンプンを使った平麺とキュウリなどを酢や醤油で和えた物)=写真=、「殺猪菜」(酸菜入りのスープ、血の腸詰めなど、農村で祝い事をするときに豚1匹で作られる料理)、「猪肉〓粉条」(豚肉、太い春雨の煮込み)などが、「東北菜」の定番です。

日本では、上海料理、広東料理、四川料理に比べ「東北菜」はあまり馴染みがありません。が、中国で「東北菜」といえば、野菜、デンプン、豚肉をたっぷり使い、ボリューム満点で味付けが濃く脂っこい「田舎料理」のイメージがあります。

しかし、最近の中国も健康志向です。薄い醤油ダレと少なめの油で炒めた、見た目も味も良い「東北菜」を食べる機会が増えてきました。皆さんもぜひ、ヘルシーな「東北菜」を堪能してみてはいかがでしょうか。

〓:ひへん+屯

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トッときガイド 2014年 9・10月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.65